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タクシーコラム

Taxi Column

タクシー運転手(ドライバー)に向いている人の特徴とは?現役ドライバーにリアルな仕事話も聞いてみた

2023/08/07

    転職を考えている人の中にはタクシー業界を視野に入れている人もいるかと思います。タクシードライバーは免許や試験にさえ合格できれば誰でもなることができますが、向き不向きもあるかと思います。

    そこで今回はタクシードライバーに向いている人の特徴について仕事内容や現役ドライバーのリアルな声も交えて解説します。

    タクシードライバーに向いている人の特徴とは?

    まずはタクシードライバーに向いているのはどんな人か紹介していきます。

    ・接客が好き

    ・運転が好き

    ・分析力がある

    ・自己管理ができる

    接客が好き

    タクシー運転手は接客業であり、人と話す機会が多い仕事です。
    お客さんをただ目的地に運べばよいわけではなく、いかに快適に乗車してもらうかも大切になってきます。また、高齢の方や車椅子のお客様をお乗せする事もあるため、ホスピタリティマインドも重要になってきます。
    接客や介護などの経験や、コミュニケーション力が活かせる仕事です。

    運転が好き

    車の運転がメインの業務となるので運転が好きな人には向いていると言えます。
    好きなことをしながら給料も稼げるため、モチベーション高く働くことができるでしょう。
    車に乗っていることが苦にならない人、何時間でも運転できる人にはピッタリのお仕事です。

    分析力がある

    分析力があり改善思考を持っている人は向いているでしょう。
    「どうすればお客さんをもっと多く乗せられるか?」「どうすれば最短ルートで送れるか?」など、自ら考えて分析できる人は効率よく稼ぐことができ、収入アップにも繋がります。

    自己管理ができる

    夜勤や隔日勤務など特殊な勤務形態があるため、体調管理ができないと集中力がなくなり事故に繋がることもあります。
    そのため、日頃から自己管理できる人には向いていると言えます。

    よく言われる『向いていない人の特徴』実際はどうなの?

    どんな仕事にも向き不向きはありますよね。

    しかし、タクシードライバーはやる気さえあれば誰でも高収入を目指すことの出来るお仕事です。「自分には向いていないんじゃないか…」と不安に思われる方もご安心ください。

    以下に、よく言われる『向いていない人の特徴』をあげつつ、実際にタクシー業界ではどうなのかをご紹介していきます。

    ・コミュニケーションが少ない人

    ・1人で過ごす時間が苦になる人

    コミュニケーションが少ない人

    日々、多くのお客さまと接する機会があるため、コミュニケーション能力は重要です。

    この点からよく「しゃべりが上手じゃない人やコミュニケーションが少ない人は向いていないのでは?」と言われることがありますが、これは少し解釈が違います。

    タクシードライバーとして大切なことは、お客様に対する思いやりと快適な車内環境の提供です。ですので、言葉数は少なくとも、きちんとお客様の状況や気持ちを感じ取って適切なコミュニケーションをはかれる人はむしろ向いていると言えるでしょう。

    お客様とのコミュニケーションを円滑に行うことで、収入アップやトラブル防止にも繋がります。

    一人で過ごす時間が苦になる人

    こちらもよく言われることです。タクシードライバーは乗務中のほとんどが自分ひとりで過ごす時間となりますので、「長時間一人で過ごすことが苦になる人には向いていない」と。

    毎日、会社からタクシーを出庫してからの1日の過ごし方は、基本的にそれぞれの運転手に任されますので、大勢の仲間と協力して働く職場とは異なり、自己管理能力が求められることは確かです。ただ実際は、個々の時間の使い方や過ごし方を見つけていきますので、この点が勤務上の問題となることはほとんどありません。

    一人で計画的に時間を過ごせる方は、仕事に集中し、効率的に業務をこなすことができますので、あくまで「プラスα」の要素として捉えておくと良いでしょう。

    現役ドライバーが思う乗務員に向いている人

    実際に乗務員として働いている現役タクシードライバーさん達に、乗務員に向いているのはどんな人か聞いてみました。

    運転が得意な人

    住宅街などのとても狭い道を通ることもあるため、ある程度運転が得意な人の方が向いていると思うそうです。

    接客や人と話すことが好きな人

    特に新人の頃は地理に不慣れで、お客様に道を聞くことが多いため、コミュニケーション力はやはり大切とのことです。

    ライフワークバランスを大事にしたい人

    タクシードライバーの特殊な勤務形態である「隔日勤務」は月12乗務/18日休日となりますので、前職はお休みが少なかったという人や、沢山お休みが欲しいという人にはお勧めとのことです。

    ON・OFFしっかりできる人

    タクシードライバーの働き方は比較的自由度が高いです。休憩も自分の好きな時間に取ることができます。そのため仕事と休憩の切り替えがしっかりできる人は向いているようです。

    自分で計画を立てて仕事をするのが好きな人

    先ほども述べた通り、タクシー運転手は自分だけで過ごす時間が非常に長く、出庫してからの1日の過ごし方は基本的に人それぞれです。自分で計画を立てて乗務できる人は1日の売上が高いですし、高収入に繋がるため向いています。

    安全運転に努められる人

    どんなに売上が良くても事故が多ければ本末転倒です。安全運転ができる人は向いていると言えるでしょう。

    「タクシー運転手(ドライバー)」の仕事をもっと理解しよう

    タクシー運転手(ドライバー)の仕事内容

    タクシードライバーの主な仕事は、「お客様を安全に目的地まで運ぶこと」です。
    通勤、通学、通院だけでなく、買い物やレジャーなど、お客様の利用目的はさまざまで、公共交通機関が終了した深夜でも営業しているため、24時間利用できる貴重な移動手段になっています。

    タクシー運転手の1日の流れ

    点呼・体操

    出庫

    あえて”住宅地”を流す

    お客様を乗せる
    道が分からない場合はお客様に聞きます。
    関西出身の乗務員さんのため「地元の子なの?」「どこ出身なの?」など聞かれることが多いそうです。そのままお客様と雑談したりします。

    道を覚えるために新しいルート開拓

    営業所に戻りお昼休憩

    午後の業務へ

    自分の目標まで達したら帰社
    日によっては早く帰れることもあります。

    納金・帰社報告

    洗車
    相番同士、気持ち良く乗車するため欠かさず行います。

    乗務員さんとお喋りしてから帰宅
    先輩乗務員さんにアドバイスを貰えます。

    タクシー運転手の勤務形態

    タクシードライバーの勤務形態は少し特殊になっています。
    勤務形態ごとに向いている人の特徴も異なるため、それぞれ紹介します。

    【昼日勤】

    日中の勤務のことです。「プライベートも大切にしたい」「一般的な生活リズムで働きたい」と考えている方におすすめです。

    【夜日勤】

    主に夕方〜早朝までの勤務のことを言います。深夜料金などが発生するため、給料が高くなる傾向にあります。『まだまだ稼ぎたい』『夜間の勤務が楽』という方におすすめです。

    【隔日勤務】

    昼日勤と夜日勤を組み合わせで、20時間程度の勤務です。長時間勤務となるため体力と相談して行う必要があります。しかし、稼ぎながら長い休みを取ることもできる勤務形態でもあるためタクシードライバーとして長く安定して働きたい方におすすめ。

    タクシー運転手のやりがい・楽しさは?

    お客様を安心・安全に目的地へお届けするのが、タクシードライバーの役割です。
    お客様との接客の際には様々な気遣いが求められますが、その中には沢山のやりがいを見つけることができます。いくつかの具体例をご紹介いたします。

    地理や土地に詳しくなる

    様々なお客さんを乗せるということは、目的地も様々です。いろいろな道を通るので、どこの場所に何があるかや裏道などにも詳しくなれます。

    自分のペースで仕事ができる

    タクシー会社に勤めている運転手の場合、当然勤務時間があります。
    しかし隔日勤務の場合は1日おおよそ3時間の休憩を自由に決められますし、月に12日勤務/18日休日となりますのでメリハリをつけて働くことが可能です。

    頑張った分だけ稼げる

    タクシー業界の多くは歩合制になっているため、人を乗せれば乗せるだけ給料も上がるシステムとなっています。住んでいる地域によってかなり年収差がありますが、首都圏では年収800万という高収入を実現される方も。
    努力がきちんと給料に反映される環境はモチベーションに繋がります。

    お客様から直接感謝される

    毎日沢山のお客様をお乗せするため「ありがとう」「おつかれさま」と直接声をかけてもらうことも多い職業です。
    自分の仕事が誰かのためになっている、と実感できるのは間違いなくやりがいと言えるでしょう。

    タクシー運転手に必要なスキル・能力

    “事業としてお客様を乗せてその対価としてお金を頂く場合”には「第二種運転免許」が必要になります。よって、タクシードライバーとして働くには「第二種運転免許」を取得しなければなりません。

    また、東京・神奈川・大阪で営業するにはタクシー事業に係る法令、安全及び接遇に関する試験を受験する場合もあります。勉強すれば必ず合格できる試験になっています。
    ※費用は企業が負担してくれることが多いです。

    タクシー運転手になるには?デビューまでの道のりや必要な資格を紹介

    未経験でもドライバーになれる?

    タクシー業界は未経験採用に大変積極的で、充実した研修制度やサポートをしている会社が多いので、未経験でも就職・転職しやすい職業の一つといえます。

    そのため他職種から転職して来た方が大半というタクシー会社も多いです。

    (例)資格費用の会社負担、手厚い研修、入社後の給与保証、地方転職者向けの引越しサポート、家賃補助など

    まとめ

    今回はタクシー運転手に向いている人・向いていない人の特徴を解説しました。

    タクシー運転手に向いている人は向いていない人よりも稼ぎやすいです。ただ、やる気さえあれば誰でも沢山稼げる可能性を秘めています。

    転職を考える際には、福利厚生等が異なりますのでいろんなタクシー会社を比較し、自分の条件に合った会社選びをするといいでしょう。

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