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タクシーコラム

Taxi Column

タクシーメーターの仕組みとは?料金の基本的な計算方法や効率よく稼ぐ戦略などもご紹介

2025/02/05

    タクシーの料金を算出する際には、タクシーメーターが活用されます。そのため、タクシードライバーは、タクシーメーターの仕組みを把握しておくことで、売上をどのように向上すべきかを意識しやすくなるでしょう。ここでは、タクシーメーターの仕組みや料金の基本的な算出方法、タクシードライバーが効率的に稼ぐ戦略などをご紹介します。

    タクシー料金の基本的な仕組み

    タクシー料金の計算方法は、運送に対してかかる運賃と、その他のサービスにかかる料金の合計が基本です。ここからは、運賃の基本構成と加算運賃の詳細、追加料金の種類、および地域による料金の違いを解説します。

    運賃の基本構成

    タクシー料金は主に「運賃」と「料金」から構成されています。運賃は初乗り運賃と加算運賃に分かれ、初乗り運賃はタクシーに乗車した時点で発生する基本料金です。

    加算運賃には距離制運賃、時間距離併用運賃、時間制運賃の3種類があります。距離制運賃は走行距離に応じて加算され、時間距離併用運賃は渋滞時などに適用されるのが一般的です。時間制運賃は主に観光や冠婚葬祭などの時間貸しの場合に適用されます。

    料金には予約料金や迎車料金などが含まれ、これらの運賃と料金の組み合わせによって、最終的なタクシー料金が決定される仕組みです。

    加算運賃の詳細

    距離制運賃はタクシー料金のもっとも一般的な計算方式で、初乗り距離を超えると一定距離ごとに料金が加算される仕組みです。例えば、京浜交通圏の場合、初乗り運賃は500円で、距離1.091kmを超えると、239mごとに100円が加算されます。

    時間距離併用運賃は、渋滞時などに適用され、時速10km以下の走行で一定時間ごとに料金が加算され、京浜交通圏の場合、1分30秒ごとに100円が加算されます。時間制運賃は、主に観光や冠婚葬祭での利用時に適用され、拘束時間に基づいて計算される仕組みです。例えば、京浜交通圏の場合、初乗り1時間で5,450円、その後30分ごとに2,460円が加算されます。

    追加料金の種類

    タクシー利用時には、基本運賃以外にもさまざまな追加料金が発生することがあります。主な追加料金の種類は、以下のとおりです。

    ・深夜・早朝割増:通常22時から翌朝5時までの間に適用され、運賃が2割増しになる

    ・迎車料金:指定の場所にタクシーを呼び出す際に発生し、通常500円程度

    ・時間指定予約料金:事前に時間を指定してタクシーを予約する場合に発生する

    ・車両指定予約料金:通常のタクシーとは異なる車種を指定する場合に発生

    ・待機料金:乗客の都合でタクシーを長時間待機させた場合に発生

    ・冬季割増料金:北海道などの雪国で冬季に適用され、通常2割増しになる

    地域による料金の違い

    タクシー料金は、地域によって大きく異なる点も特徴です。運輸局長が定める運賃適用地域ごとに料金が決められており、全国で100の運賃ブロックに分けられています。

    例えば、東京(東京23区・武蔵野市・三鷹市)では初乗り運賃が1.052kmまでで410円ですが、大阪府(大阪市域交通圏)では1.7kmで680円です。また、名古屋地区では初乗り運賃が1.011kmまでで500円(普通車の場合)となっています。

    このように、同じ距離を走行しても、地域によって料金が大きく異なる可能性があることを覚えておきましょう。

    タクシーメーターの仕組み

    タクシーの料金はタクシーメーターによって算出されます。ここでは、タクシーメーターの基本的な仕組み、法的規制と管理、割引の種類、ならびにタクシーメーターの最新動向をご紹介します。

    基本的な仕組み

    タクシーメーターは、乗車距離と時間に基づいて運賃を自動的に計算する精密な装置です。主に距離計測システム、時間計測システム、運賃計算機能、表示装置で構成されています。

    距離計測はタイヤの回転数を基に行われ、時間計測は内蔵の時計機能で1秒ごとに正確にカウントされる仕組みです。運賃計算は「時間距離併用制運賃」を採用し、通常走行時は距離に応じて、低速走行や停車時は時間に応じて運賃を加算します。計算された運賃は、お客様が確認しやすいよう大きな数字で表示されます。

    法的規制と管理

    タクシーメーターは「計量法」に基づいて厳密に管理されています。年に1回の点検が義務付けられており、全国の指定された計量検定所で行われる必要があるため、ドライバーが勝手に調整することは禁止です。このような厳格な管理により、メーターの正確性と公平性が保たれています。

    また、タクシーメーターは道路運送法の規定も受けており、法令遵守が必要です。その結果、お客様が常に正確な運賃計算を期待できる仕組みが整えられています。

    割引の種類

    タクシーメーターでは、料金の割引も計算されます。主な割引の種類は、以下のとおりです。

    ・障害者割引:1割引(身体障害者手帳や療育手帳などを提示した場合で、障害者などの利用区間分に限る)

    ・遠距離割引:9,000円を超える額については1割引(運賃メーター表示額が9,000円を超えた運送に運用)

    タクシーメーターの最新動向

    近年、タクシーメーターの技術も進化しています。例えば、GPS機能を利用して走行距離を計測する「ソフトメーター」の開発が進んでおり、2021年7月に国内初の実用化へ向けて実証実験が実施されました。

    また、2019年には「事前確定料金」システムが国土交通省によって認可され、アプリを通じて事前に運賃を確定できるサービスも登場しています。さらに、AIと連動して天候や曜日、季節の変わり目などに応じて運賃を変動させる「ダイナミック・プライシング」の導入も検討されており、タクシー業界のDX化が進んでいる状況です。

    羽田・成田・TDR定額便

    平和交通は、横浜エリアを中心に便利で経済的な定額タクシーサービスである「羽田・成田・TDR定額便」を提供しています。羽田空港、成田空港、TDR(東京ディズニーリゾート)の目的地に対応しています。ここからサービスの特徴と目的地別の内容をご紹介します。

    サービスの特徴

    羽田・成田・TDR定額便は、お客様に安心感と経済性を提供する特徴的なタクシーサービスです。本サービスの最大の特徴は、乗車前に料金が確定する固定料金制です。お客様は予想外の料金上昇を心配することなく、安心して利用できます。

    料金設定は出発地によって明確に区分されており、エリア別の詳細な料金表が用意されているのが特徴です。透明性の高い料金体系により、お客様は自分の利用料金を事前に正確に把握できます。さらに、本サービスは通常のメーター料金と比較して、多くの場合でより経済的な料金設定となっています。お客様は、より割安な料金でタクシーを利用することが可能です。

    ただし、深夜早朝の利用には追加料金が発生します。具体的には、午後10時から翌朝5時までの間は割増料金が適用されるため、この時間帯の利用を検討する際は注意が必要です。また、定額料金には高速道路料金が含まれていない点にも注意しなくてはなりません。高速道路を利用する場合は、定額料金とは別に高速道路料金が必要です。

    目的地別の内容

    ここからは3つの目的地別の内容をご紹介します。

    ・羽田空港

    横浜市内の各区から羽田空港までの料金が設定されています。料金は7,000円から12,000円の範囲で、区によって異なるのが特徴です。

    ・成田空港

    川崎市、横浜市、横須賀市・三浦市からの料金が設定されています。料金は31,000円から48,000円と、距離が長いため比較的高額の設定です。

    東京ディズニーリゾート(TDR)

    川崎市内の各区および横浜市内の各区からの料金が設定されています。料金は9,600円から18,700円の範囲で、区によって異なります。

    羽田・成田・TDR定額便の詳細は、以下をご参照ください。

    羽田・成田・TDR定額便|神奈川県横浜市や川崎市のタクシーなら平和交通

    タクシードライバーが効率的に稼ぐ5つの戦略

    タクシーの営業では、闇雲に走っていてもお客様を見つけることは困難です。可能な限り効率的に稼ぐ必要があります。ここからは、タクシードライバーが効率よく稼ぐ戦略をご紹介します。

    1.情報収集を徹底する

    効率よく稼ぐには、以下のような情報を常に把握しておくことが重要です。

    ・電車の終電時刻

    ・運休情報

    ・イベントの終了時刻や場所

    ・大手企業や官公庁の場所

    ・飲食店が多い場所

    これらの情報を広範囲で把握することで、効率的にお客様を見つけられるでしょう。

    なお、タクシードライバーが稼ぎやすいエリアの詳細は、以下の記事をご参照ください。

    ▶関連記事:『タクシードライバーが稼ぎやすいエリアとは?~首都圏編~ 営業方法や稼ぎにくいエリアもご紹介

    2.乗車率を上げる

    お客様を素早く見つけるためには、道路を向いている人に注目することも大切です。そのような人はタクシーを探している可能性が高いため、なるべく左車線を走行して停車しやすくすることが重要だといえます。

    3.夜勤や隔日勤務を選択する

    夜勤や隔日勤務の方が、日勤よりも比較的稼ぎやすい傾向があります。終電後の需要や深夜料金の適用により、高率的に売上を作ることが可能です。ただし、日曜の夜は都心部以外では人が少ないため注意しなくてはなりません。

    夜勤についての詳細は、以下の記事をご確認ください。

    ▶関連記事:『タクシードライバーの夜勤がアツい7つの理由 とは?昼勤との年収の違いなどもご紹介

    4.流し営業と付け待ち営業を組み合わせる

    タクシードライバーが効率的に稼ぐには、流し営業をメインに行い、疲れたときに付け待ち営業で休憩することも効果的です。流し営業では、情報収集を活かして需要の高いエリアを走行し、付け待ちでは駅前など人の多い場所を選びましょう。

    5.迎車料金を活用する

    配車アプリや電話予約を通じて乗客を獲得する場合、迎車料金が加算されます。具体的には、400円から500円程度の迎車料金が適用されることが一般的です。したがって、流しだけではなくアプリや無線の配車依頼を積極的に受けることで、効率的に稼ぎやすくなるでしょう。

    まとめ

    タクシーメーターは距離や時間に基づき運賃を自動計算する装置で、厳密な法的管理が行われています。タクシー料金は初乗り運賃と加算運賃で構成され、深夜割増や迎車料金などが追加される場合もあります。

    タクシードライバーが効率よく稼ぐためには、料金形態を深く理解し、情報収集や戦略的な行動を組み合わせることが重要です。夜勤や隔日勤務の選択、流しと付け待ちの適切な組み合わせさまざまな要素を考慮しながら働くことで、収入を最大化できます。

    平和交通は神奈川県内でトップクラスのシェアを誇り、1日平均5,000件以上の配車依頼があるため、安定した仕事量が確保できます。未経験者でも6か月間の月給保証制度があり、安心してタクシードライバーとしてのキャリアをスタートできる環境が整っています。また、羽田・成田・TDR定額便を活用することで、タクシードライバーの収入が安定し、稼ぎやすい環境が整っていることも特徴です。

    タクシードライバーを目指している方や効率的に稼ぎたい方は、ぜひ平和交通へご相談ください。

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