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気になるタクシードライバーの働き方(隔日勤務編)

2024/11/28

    タクシードライバーには働き方が3種類あります。「日勤」「夜勤」「隔日勤務」です。そのうち、「隔日勤務」は未経験の人には馴染みがないかもしれませんが、一番稼げる魅力的な働き方です。本記事では、「隔日勤務」についての仕事の流れと、メリットを紹介します。

    点呼前には、呼気検査や車両点検などを実施

    「隔日勤務」は、1日の乗務で2日分の仕事をし、次の日には休み(明け番)になる勤務体系のことです。明け番以外に、通常の休み(公休)があり、月の勤務日は12〜13日しかありません。

    出勤時間は、タクシー会社により異なりますが、だいたい朝7:00〜、8:00〜、昼1:00〜です。出勤するとタクシードライバーは、次の3つを行います。

    ・呼気検査

    ・免許の提示

    ・車両点検

    呼気検査とは、アルコールが呼気に含まれていないかの測定です。道路交通法により、「酒気帯び運転」は一般的には血中アルコール濃度0.15mg/L以上と設定されていますが、タクシードライバーの場合は、0.15mg/L未満も対象となり、業務を行うことができません。そのため、タクシードライバーは日頃の健康管理が大事な仕事でもあります。

    この呼気検査で問題がなければ、制服に着替えて車両点検を行います。エンジンオイルの量や、ベルトの張り具合、タイヤの空気圧や摩耗の有無、エンジンの異音など、確認事項の一覧表をもとにチェックしていきます。点呼までに時間があるときは自由時間となります。ドライバー同士でイベント(コンサートの有無)の確認など情報交換を行ったり、日課としているコーヒーを飲んで一人の時間をくつろいだり、思い思いの時間を過ごしています。

    今日のイベント情報をインプットして運行スタート

    点呼では、運行管理者などから次の2つが共有されます。

    ・営業に関する連絡

    ・運行上の諸注意

    ・営業に関する連絡

    営業エリアでその日行われる大きなイベントなどが共有されます。スタジアムのあるエリアだとJリーグサッカーやラグビー、プロ野球、マラソン大会、シーズンによって夏祭り、花火大会などの行事もあります。それにより乗務されるお客様が増えることも期待できますが、交通規制なども行われるため、その際は、目的地までの経路をしっかり確認する必要が出てきます。

    もう1つは天候情報です。急に大雨に見舞われたりする夏の時期など、天候が変わりやすい季節はもちろん冬の寒い時期は雪になることも多いです。そうなると、利用者が増えるため、乗務前にタクシードライバーは頭にこうした情報をインプットしておくと有利です。

    ・運行上の諸注意

    大雪の場合は、道が滑りやすくなったり、ゲリラ豪雨では道が冠水し、車が立ち往生したり、トラブルなどにもなりやすいため注意が促されます。特に、営業所内で事故が続いていたりすると他のドライバーでも起こりやすいため、注意喚起されることも多いです。

    昼休憩をいつとるかで、その日の売上が変わってくる

    タクシードライバーは乗車して運行がスタートすれば、自分に合った方法で営業を行います。流し営業をメインにする人もいれば、駅前や病院で待機するつけ待ちを中心に活動する人などさまざまです。次第に経験を重ねていくと、朝の時間帯はどのあたりがお客様を獲得しやすいかシミュレーションできるようになってきます。天候や気温などを考慮しながら、自分の中にある知見と仮説をもとにさまざまなルートをトライしていけば、お客様をコンスタントに獲得できるようになってきます。

    朝から勤務しているドライバーは昼の12:00近くになれば、ランチ休憩をとります。中には、走っているタクシー台数が少ない昼食時を狙って営業を続けるドライバーもいます。その場合は、昼1:00〜2:00の遅めに休憩をとります。また、昼休憩をとるときは、一人でとる人もいれば、他のドライバーと情報交換するために営業所に戻ってくる人もいます。個人ワークなので、昼休憩ぐらいは気の合う仲間と話をして、気分転換を図りたいと考えるドライバーも少なくありません。

    昼1:00スタートのドライバーは、夕食(晩ごはん)と仮眠のタイミングで休憩をとることが多いです。安全運転はすべてのタクシードライバーが気をつけている点なので、少しでも眠気がおそってきたら休憩をとっています。また、「疲れてきたな」と思えば、少ない時間でもこまめな休憩が欠かせません。

    終了時間を自分で調整できる隔日勤務では、タクシードライバーは1回につき16時間ほど働きます。その間には、3時間以上の仮眠が含む休憩が設定されています。もちろん、その日体調がすぐれなかったり、思ったようにお客様を獲得できなかったりすれば、早めに切り上げることもできます。その分、自分の収入にも反映してくるので、今日早めに切り上げたので、次はギリギリまで頑張ろうと、自分で時間は調整しているようです。

    運転業務が終われば、「洗車」「納金作業」「呼気検査」を実施

    営業終了後は、次の3つの作業を行います。

    ・洗車

    ・呼気検査

    ・納金作業

    「洗車」は、車に傷がないかどうかをチェックして、外装も内装をきれいにします。もちろん、お客様の忘れ物などがないかもチェック。「納金作業」は、走行距離、客数、現金とチケット、高速料金、アプリの金額などを細かく精算して売上を報告します。「呼気検査」は、朝に行ったのと同じ手順で検査します。それらが終われば着替えて退勤となります。

    隔日勤務のメリットとは

    2つのメリットがあります。

    1つは「ワークライフバランスが充実できること」。明け番と公休を上手く繋げて月に4〜5連休とることもできます。その連休をつかって、友人や家族、そして一人で国内外に旅行に行く人も多いです。

    もう1つは「稼げること」。特に昼出勤の隔日勤務は稼ぎたい人にはお勧めです。理由は、夜10:00〜翌朝5:00まで割増料金になるため、この時間帯をフルに営業活動しているのが、この昼出勤の隔日勤務ドライバーだけだからです。平和交通では、流し営業や付け営業(駅や病院など)だけでなく、無線配車や配車アプリも活用できるので、お客様を獲得できる営業チャンスが豊富にあります。アプリなどは難しそうだから使わないというタクシードライバーもいますが、会社側がサポートしてくれるので、少しずつ覚えていくことが可能です。

    隔日勤務で気をつけるべきこと

    乗務していると分かりますが、「今日は稼ぎ時だ」と感じる日が必ずあります。お客様を乗せて目的地に着き、「ありがとうございました」と言った矢先に、すぐに新しいお客様が手を挙げて乗車されます。そういう状態が続くと、タクシードライバーも嬉しいので、自然とハイな気持ちに陥りやすいです。そうなると、休憩も取り忘れて走り続けてしまいます。次第に集中力が落ちていることにも自分では気づかなくなり、ミスや事故にもつながります。

    いくら調子がいい時でも、「お客様を6人乗せたら休憩する」「何時になったら、昼食をとる」など、事前に休憩する時間を決めて、業務を行うことです。単発バイトではなく長期的な仕事になるので、勤務中の健康管理も気をつけるようにしましょう。

    ちなみに、隔日勤務のタクシードライバーが休みの日にやっているのは、身体を動かすことです。生活リズムをつかむためもありますが、一番は座りっぱなしの仕事なので、体力不足になるからです。同じ姿勢でずっといると、体調にも影響するため、ジョギングなどを行っている人が多いようです。

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    いかがでしたか。今回紹介した隔日勤務以外にも、タクシードライバーには日勤・夜勤、短時間勤務などさまざまな働き方があります。話だけでも聞いてみたいという方は、平和交通では、面接以外に「Web説明会」や「個別説明会」も行っています。ぜひ一度ご相談ください。

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