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タクシードライバーは働きながら資格取得が可能? 3つの理由とおすすめの資格を紹介

2024/11/07

    シフト制で勤務をするタクシードライバー。シフト制のメリットは、自分の都合に合わせて柔軟に働ける点です。実はこの勤務体系を活用して、学校に通いながら資格取得に励むタクシードライバーが増えています。では、タクシードライバーとして働きながら、どのような資格を取得できるのでしょうか。

    また、なぜそれが可能なのでしょうか。

    当社でも、夜間の鍼灸師の学校に通っている方や、資格取得のためのセミナーに通う人がいますが、なぜこのようなことが可能なのか、いくつか理由があります。本記事では、タクシードライバーの働き方、なぜ専門学校に通えるのかを解説。そして働きながら取得できる資格についても紹介します。

    タクシードライバーが専門学校に通える理由あれこれ

    なぜタクシードライバーは働きながら専門学校に通うことができるのでしょうか?その理由をご紹介します。

    シフト制のため融通がききやすい

    タクシードライバーとして働きながら学校に通える大きな理由は、勤務形態に融通が利きやすいからです。それはシフト制での勤務形態が大きく影響しています。どのような勤務形態で働いているのか、具体的に見ていきましょう。

    昼日勤

    昼勤は、日中の所定の時間で働く勤務体系です。他の会社員と同じように、8:00~18:00の時間帯で1日に約7.5時間タクシードライバーとして勤務します。未経験で業界に飛び込む方や小さい子どもがいる方に人気の働き方です。ただし、タクシー会社によっては、昼勤のみだけではなく夜勤も出勤する必要がある場合もあります。

    出勤数は24~26日。休日は土日祝の場合が多いです。休日や祝日に趣味の活動を行う人、家族の時間を増やしたい人、休日と祝日を利用して通信制の講座などを受講したい人におすすめの勤務体系になります。

    夜日勤

    夜勤は、18:00~翌5:00の間で約7.5時間勤務します。22:00以降は割増料金になるため、効率よく稼ぎたい方におすすめです。ただし、夜勤のみの働き方が設定されていないタクシー会社がほとんどです。昼勤と夜勤を合わせて日勤と呼ぶケースが多いため、働かれる際は、勤務条件をしっかり確認するようにしましょう。

    隔日勤務

    隔日勤務とは、1回の勤務で2回のシフトをこなす働き方です。昼勤や夜勤は、1回あたり約8時間の勤務ですが、隔日勤では、1回のシフトで約16時間働きます。勤務時間は、8:00~翌3:00など。その間には、3時間〜の仮眠を含む休憩が設定されています。

    休日は、勤務した翌日です。月間の勤務数は、12日前後で、1日おきに働くため隔日勤と呼ばれています。深夜手当がつくため、稼ぎやすいシフト体系です。また、休日も多いため、体力のある人におすすめの働き方です。

    年収が一般平均よりやや高い

    年収が高い傾向にあるのも、理由のひとつ。一般社団法人 全国ハイヤー・タクシー連合会の「令和3年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況」によると、平均年収は約361万円だったことがわかります。さらにタクシードライバーが多い地域を見ると、平均年収は高くなります。東京は約576万円、神奈川は約399万円でした。

    東京の仕事の平均年収が426万円 、神奈川が399万円であることから考えても、タクシードライバーの平均年収は高い傾向にあります。

    また、新卒者の給与にフォーカスするとその差はさらに広がります。東京の新卒者の平均月収は、約22万円でした。一方で、(一財)東京ハイヤータクシー協会の調査によると、東京の新卒タクシードライバーの平均給与は約39万円。単純に比較すると、新卒タクシードライバーの給与が約17万円も上回っているのです。このことからも「稼ぎやすい仕事である」といってよいでしょう。

    転勤がないためライフスタイルが立てやすい

    タクシードライバーには、基本的に転勤がありません。これも、専門学校に通いやすい理由のひとつです。資格取得のためには、数年かけて学校に通う必要があります。もし転勤のある会社ですと、学校を卒業できない可能性もあります。しかし、タクシードライバーであればその心配はありません。ひとつの地域に腰を据えて働けるからこそ、卒業までに数年かかる専門学校に通うことができるのです。

    タクシードライバーにおすすめの資格

    ここまで、タクシードライバーが学校に通いやすい理由をご紹介してきましたが、タクシードライバーが通う専門学校はどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、取得できる資格、専門学校を卒業するまでにかかる費用と期間について解説します。

    行政書士

    行政書士は、官公署に提出する契約書や書類等の作製や、許認可等のさまざまな手続きを代行する仕事です。行政書士は、国家資格の中では取得しやすいといわれており、国家資格にも関わらず、受験資格の制限がありません。約1000時間の勉強で合格することができると言われています。初学者の場合は、専門学校に通うケースが多く、期間は1年程度。費用は約20万円~が一般的です。将来的に開業したい方におすすめの資格です。

    Webデザイン技能士

    Webデザイン技能士は、Webデザインに関する国家資格です。取得難易度ごとに、1級・2級・3級と3段階にわかれているため、ステップを踏みながら資格取得に挑戦できます。通信講座やオンラインスクールも多く、3級合格を目的とした講座費用は5万円~10万円です。独学でも学びやすいため、将来や副業的にWebデザイナーとして働きたい方におすすめです。

    調理師

    国家資格である調理師の免許も働きながら取得しやすい資格のひとつです。調理師免許を取るための調理師専門学校は、夜間コースもあります。社会人の中には、働きながら通っている人も少なくありません。

    調理師学校は、コースにもよりますが、1~2年の期間で約150万円の学費が発生します。飲食店を開業することに興味がある人におすすめです。

    はり師・きゅう師

    はり師ときゅう師は、鍼灸師として働くために必須の国家資格です。ただし、その合格までの道のりは容易ではありません。はり師ときゅう師の資格試験を受験するには、大学4年間もしくは専門学校3年間で学ぶことが必要なことに加え、3年間で350万円~400万円の学費がかかるからです。専門学校には夜間コースもあり、志望度の高い社会人が鍼灸師を目指して通っています。開業を目指せる資格です。

    准看護師

    准看護師の免許は、准看護師校に通い、都道府県の試験に合格することで取得できます。准看護師校の通学期間は、2年間。夜間学校もあるため、働きながら通いやすいです。授業料は年間で30~50万円ほど。将来医療業界で働きたい方におすすめです。

    ちなみに、中には「いきなり正看護師を目指したい」という方もいるかもしれません。しかし、看護士は、昼間の専門学校に3年間通う必要があり、授業も朝から昼過ぎまで受ける必要があるため、社会人として働きながら学校に通うことは容易ではありません。そのため、正看護師を目指したい社会人は准看護師を目指すのがおすすめです。その後、准看護師の資格を経たあと、2年間専門学校で学んだあと、国家試験に合格すれば正看護師の資格を取得することができます。正看護師になるための第一歩として、准看護師の取得を検討すると良いでしょう。


    まとめ

    タクシードライバーは、シフト制で働けるため、時間の融通をつけやすいのが特徴です。そのため、専門学校に通い、国家資格を取得することも十分可能です。取得した資格で、独立や転職といったキャリアアップも目指せます。

    タクシードライバーとして活躍する方もいますが、タクシードライバーを「キャリアの通過点」としてとらえる方もいます。

    みなさんもぜひタクシードライバーをしながら、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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