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収入は運任せじゃない!タクシードライバーの給料が安定するワケ

2024/11/23

    2023年3月の時点でタクシードライバーは全国に約23万人いると言われています。実はタクシードライバーの数は、2019年3月と比べて約6万人が減少。約2割の方がドライバーを辞めたことになります。その背景には新型コロナの影響やドライバーの高齢化などの要因があり、依然「なり手不足」は続いています。

    しかし、この状況はドライバーからすれば「チャンス」でもあります。インバウンドや観光客の増加によりタクシー利用は増加傾向にありますが、ドライバー不足により、需要不足の状況に。そのため、ドライバー一人あたりの給料が増加しているのです。

    ところが「タクシードライバーの収入って運任せでしょう?」「稼げるのは一部の人だけ」と未だに思っている人がいらっしゃいます。実際、タクシードライバーを取り巻く現状はどうなのか?収入は安定するのか?について、今回はお伝えしたいと思います。

    「運任せ」は昔の話。テクノロジーの進歩がタクシー業界を変えた

    「高収入を得られるのは、長年のカンと経験があるドライバーのみ」という時代もまたありましたが、現在その状況はまったく異なります。

    そのきっかけとなったのが、配車アプリの登場です。昨今では、一般のお客様のほか、インバウンドによるタクシー利用者が増加。海外の人もまた配車アプリでタクシーを呼ぶようになりました。今後もこの流れは加速していくでしょう。

    実際、平和交通でも「アプリと自社無線による迎車が収入の大半をカバーしている」というデータが出ています。極論ですが、「配車アプリを利用されたお客様を安全に、正確に目的地にとどける」ことができれば一定の収入は得られるということになります。

    そうなると「お客様が存在すること」が焦点になってきますが、平和交通の話をすると「お客様がいない」ことはまずありません。神奈川県の京浜地区に11の事業所があり、横浜、川崎といった都市部を走るため、お客様を獲得するのは「運任せ」どころか「お客様がドライバーを待っています」という状況です。

     ほかの地域でも、これに似た都市圏は多くあります。タクシードライバーはそういう意味で多くの人に「参入しやすく収入を得やすい」職業のひとつといっていいでしょう。

    より収入をアップするには「実車率」がカギに

    テクノロジーの進歩によって、地図を読むのが苦手でも、タクシードライバーとして活躍できる時代になりました。

    しかし、収入アップしたい場合は、「実車率を上げる」ことがひとつのカギになります。ここでいう実車率とは、ドライバーが1台の車あたり、「お客さんをどのくらいの間乗せていたか」という数字のこと。単純に、空車でいる時間が短ければ短いほどそれだけ「収入を得られる」ことになります。ここはテクノロジーではなく、自身のマインドが重要になってくるでしょう。

    事実、実車率の高いドライバーにはある特徴があります。それは「お客様を降ろした先で次のお客様を探して乗せている」ということ。高収入ドライバーの記録を見ると、配車アプリで呼ばれ目的地まで届けた帰りに、お客様を獲得して帰ってきていることがわかります。

    そのお客様の属性は「流しでのお客様」「アプリ配車のお客様」「駅などでお待ちのお客様」などさまざま。「流しはやらない」と決めるのではなく「エリア内であればどんなお客様でも乗せる」というマインドがあるのです。

     さらに言えば、たとえ走ったことがない道でも、「お客様に道をお尋ねして、目的地までお連れする」ということを徹底しています。

    ある3年目のタクシードライバーは、「アプリで呼ばれて、知らない道や町に行くことになった場合はお客様に住所やランドマークをお聞きしています。また、車載されているスマホで地図を調べることもできますので、目的地には問題なくたどり着けます」と話します。お客様からの評判もよく、指名が入ることもあります。こうしたひとつひとつの積み重ねが、安定した収入につながっているのです。

    50年ドライバーをしていたとしても、すべての道を把握することは不可能です。ましてや新しい施設が毎月のように建つ横浜・川崎エリアにおいてそれらを日々把握するのは困難でしょう。それよりも、お客様と会話をして、目的地にお連れする。道がわからなければ丁寧にお伺いする。そういったコミュニケーションスキルを磨くことのほうが大事で、じつはお客様もそれを求めているのです。

    収入を上げるには、「実車率のアップ」は避けて通れません。それにはコミュニケーションスキルが必須。ぜひそのことも覚えて置いていただけたらと思います。

    個人の運転技術よりも「ホスピタリティ」と「コミュニケーション力」を大切に

    前項でお話ししたように、これからドライバーとして活躍していく場合には、運転技術だけではなく「コミュニケーション力」を身に付けることが重要になっていくでしょう。

     加えて、「ホスピタリティ」の要素も不可欠です。ここでいうホスピタリティとは「思いやり」と言ってもよいかもしれません。例えば、お客様の荷物が多そうだったらお手伝いをする。高齢の方であればひとこと声をかけて安心感を提供する。そういった細かな気遣いをお客様は求めている時代でもあります。

    その点において、今後タクシードライバーは女性の活躍が期待されます。ジェンダーバイアスをつけるわけではありませんが、やはり女性の方が、お客様とのコミュニケーションやホスピタリティあふれた行動をさりげなくできるためです。

    事務職からタクシードライバーに転身した女性タクシードライバーの話です。彼女は気持ちのよい挨拶と、笑顔の接客が上手で日々お客様といろんなお話をするといいます。「多くのお客様とやり取りをするのがとても楽しいです。直接ありがとうと言葉をかけられると明日も頑張ろうと思えます」と話します。

    こうした接客の丁寧さや細やかな気遣いが、多くの人を喜ばせ、ひいては安定した収入へとつながっていくのです。

    多くの方に開かれた職業となったタクシードライバー。接客がお好きな方であれば、より自分らしく働ける環境が整っています。

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    平和交通では、北は北海道から南は沖縄まで、全国各地から人材を募集しています。入社するまで何度も神奈川県にある本社まで来てもらうのは時間も交通費もかかりますので、面接は1回のみ。すぐに来社できない場合は、Web面接で合否をお伝えすることも可能です。「話だけでも聞きたい」という方には、「個別説明会」も行っています。

    まとめ

    ・タクシードライバーを取り巻く環境は、大きく進歩

    ・テクノロジーの下支えによって、売上が安定しやすくなった

    ・これからの時代、重要なのは「ホスピタリティ」と「コミュニケーション力」


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