観光タクシーで巡る!横浜で人気の観光スポット5選
2024/12/27
横浜は歴史的な街並みと現代的なランドマークが融合する魅力的なエリアで、観光スポットが点在しています。今回は、横浜を訪れる際に外せない5つの観光名所を紹介し、それぞれの見どころを解説します。
ちなみに1日で回りたいなど希望があれば、時間内で観光コースを組んでくれる、観光タクシーが便利です。時間制になっているので、距離が長くなっても時間内で回れば、予算も決まっているので、追加で料金の心配もありません。
横浜中華街
その歴史は150年以上にわたり、街中には色鮮やかな「善隣門」などの門(パイロン)があり、中国の伝統的な建築や装飾が街全体を彩る、異国情緒と日本の文化が交差する独特の雰囲気を持つエリアです。観光地としても食文化の中心地としても、国内外から多くの人々を魅了しています。

1859年に横浜港が開港されたことをきっかけに形成され、当時、多くの外国人が横浜に移住してきた中で、中国からの移民も増加し、彼らが生活の場として集まったことが中華街の始まりです。貿易が活発になるとともに、中国人のコミュニティが形成され、中国語学校や病院、教会なども設立。やがて、この地域は中国文化の発信地となり、多くの中華料理店が軒を連ねるようになりました。現在では500軒以上の店舗が並ぶ一大観光地へと成長したのです。
中華街の大通り
中華街の中心には、豪華絢爛な門(パイロン)で彩られた大通りが広がっています。この大通りには、左右に多くの中華料理店、土産物店、そしてお菓子屋などが並び、訪れる人々で常に活気にあふれています。
歩きながら、焼き小籠包やタピオカドリンクなどを手にする「食べ歩き」も人気で、街全体がエンターテイメントのような雰囲気です。昔から食べ歩きが定番の楽しみ方でしたが、近年その人気はさらに高まっていて、代表的なメニューとしては、小籠包や肉まん、ごま団子などがあります。最近では、創意工夫を凝らした新メニューやインスタ映えする料理も続々と登場しているのです。

中華街の牌楼(門)
横浜中華街には、現在10基の門「牌楼(パイロウ)」が設置されています。その中でも、東西南北の4つの門は特に重要な意味を持ち、風水思想に基づいて建てられています。
中国の伝統では、皇帝が城を築く際、東西南北の方角に門を設け、それぞれの方位を守護する四神を祀りました。東は青龍、南は朱雀、西は白虎、北は玄武がそれぞれの守護神とされ、これらの神々が邪気を払い、城内の繁栄と安全を守ると信じられてきました。
横浜中華街でも、この風水思想を取り入れ、東に「朝陽門」、南に「朱雀門」、西に「延平門」、北に「玄武門」を配置しています。各門はそれぞれの守護神にちなんだ色で彩られ、東の朝陽門は青、南の朱雀門は赤、西の延平門は白、北の玄武門は黒となっています。


これらの門は、街の四方を守護し、訪れる人々を歓迎する役割を果たしています。特に、東の朝陽門は2003年に完成し、高さ13.5メートル、幅12メートルと中華街で最大の門となっています。


また、南の朱雀門は元町側に位置し、元町と中華街を行き来する際に便利な門です。西の延平門はJR石川町駅から来ると2つ目の門となり、北の玄武門は横浜スタジアムへのアクセスに便利な場所にあります。




これらの牌楼は、風水に基づいて建てられており、それぞれの方位と色が深い意味を持っています。中華街を訪れる際には、これらの門を巡りながら、その歴史や意味を感じてみてはいかがでしょうか。なお、中華街には全部で10基の牌楼が建っています。それらを巡るのも面白いでしょう。
横濱媽祖廟(よこはままそびょう)
横濱媽祖廟は、媽祖(まそ)という海の女神を祀る廟です。媽祖は中国の沿岸地域で広く信仰され、船乗りや漁師たちの守護神としても知られています。横濱媽祖廟も他の建物と同様に鮮やかで美しく、特にその色彩豊かな装飾や龍の彫刻が目を引きます。この廟は、航海の安全や家族の健康を願って参拝する人々が多く、心静かに祈る場所として愛されているのです。
中華街の大通りを歩いていると、これらの廟が目に飛び込んできて、異国情緒を感じられることでしょう。それぞれが深い歴史と文化的背景を持つ場所であり、中華街を訪れる際にはぜひ立ち寄ってみたい名所です。


横浜中華街は、開港以来の長い歴史を持ちながらも、常に新しいトレンドを取り入れ、進化を続けています。伝統的な中華料理や建築の魅力を楽しむことができる一方で、現代の健康志向やデジタル化にも対応した観光地として、多様な人々を引きつけています。古き良きものと新しいものが調和したこの街は、横浜を訪れる際には欠かせないスポット。食べ歩きや文化体験、そして歴史の奥深さを感じながら、訪れるたびに新しい発見ができるでしょう。
山下公園
山下公園は、横浜の海沿いに位置する広大な公園で、美しい景色と歴史的なスポットが楽しめる観光地です。港の景色を眺めながらゆっくりと散策できるため、観光客や地元の人々に親しまれています。
赤い靴はいてた女の子像
山下公園のシンボル的存在として知られているのが、童謡『赤い靴』に登場する「赤い靴はいてた女の子像」です。この童謡は日本中で親しまれており、歌のモデルとなったとされる女の子「きみちゃん」を記念して、この像が設置されました。小さな少女が赤い靴を履いて座っている姿は、訪れる人々の目を引きます。観光客はこの像を写真に収めたり、童謡の歌詞を思い出したりしながら見つめることが多く、情感豊かな場所となっています。

きれいに整備された海沿い園路と花壇
整備された広い海沿い園路と季節ごとの花々が咲き誇る花壇も山下公園の魅力です。特に、バラが植えられているバラ園は人気で、春や秋には色とりどりのバラが公園を彩ります。花壇のそばを歩きながら、ベンチに座って景色を眺める時間は、心が安らぐひとときでしょう。また、海沿い園路からは、港や船を眺めながら散策ができ、海風を感じながらゆっくりと歩くことができます。

水の守護神
横浜と姉妹都市提携を結んだアメリカのサンディエゴ市から、昭和35年(1960)に寄贈された「水の守護神」も見どころです。この像は、噴水の中に立つ女性の像で、公園内で一際目を引くスポットです。水をテーマにした優雅な彫刻は山下公園の海とマッチし、さらに夜になるとライトアップされ、港ヨコハマの気分をさらに盛り上げてくれるのです。

山下公園は「赤い靴はいてた女の子像」や歴史的な豪華客船氷川丸、整備された海沿い園路と花壇など、さまざまな魅力が詰まった場所です。港の風景を楽しみながら、歴史や童謡に触れることができ、横浜を訪れる際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。散策やピクニック、写真撮影など、誰でも楽しめるエリアなので、心地よい海風を感じながらゆったりとした時間を過ごしてみてください。
港の見える丘公園
港の見える丘公園は、横浜の高台に位置し、横浜港を一望できる眺望が魅力の公園です。この公園は美しい庭園と、横浜港や横浜ベイブリッジを見渡せる絶好の展望スポットとして人気があります。
展望台からの眺めはデートに最適
港の見える丘公園の展望台は、公園の名の通り、港を見渡せる絶好のスポット。高台に位置するこの展望台からは、横浜港、横浜ベイブリッジ、さらには遠くにみなとみらいの高層ビル群まで見渡せます。特に夕方には、港を背景に沈む夕日が美しく、ロマンチックな雰囲気が漂います。夜には、横浜の夜景が広がり、デートスポットとしても人気です。
また、ここからは横浜ベイブリッジに加え、行き交う船やクルーズ船の姿を眺められることができ、日中も穏やかな海の景色を楽しめます。カメラを持って訪れる人が多く、港の風景をバックに美しい写真を撮るのに絶好の場所と言えるでしょう。

ローズガーデン
イギリス風の庭園として整備されており、自然な風合いを生かしたガーデニングが特徴です。植栽のバランスや季節ごとの植物の変化を楽しむことができ、バラやハーブ、季節の花々が植えられています。自然な造形が特徴のイングリッシュガーデンは、フランス山の庭園とは異なり、素朴で温かみのある雰囲気が漂います。
園内には、ベンチが点在しており、花々や緑に囲まれながら、静かに読書をしたり、友人とおしゃべりを楽しんだりするのに最適。四季折々の変化を感じられるため、何度訪れても新たな発見があるのが魅力です。

の見える丘公園は、展望台からの雄大な港の眺めや、フランス山の優雅な庭園、イングリッシュガーデンの自然豊かな空間が特徴的な公園です。それぞれのエリアが異なる趣を持っており、訪れるたびに新しい楽しみ方ができます。美しい景色と庭園の風景を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができる、横浜を代表する観光スポットの一つなのです。
フランス山地区の庭園
公園の一角には、フランス山の庭園広場というフランス式の美しい庭園があります。このエリアは、かつてフランス領事官邸があった場所で、フランスのエレガントな風情を感じられる造りになっています。庭園には、整然と整えられた花壇や、四季折々の花々が咲き誇ります。
また、当時のフランス領事官邸で利用するための井戸水を汲み上げるため、風車が建設されました。公園整備の工事で、井戸の遺構とともに、その風車の基礎部分も発見。写真などの資料もないため、同時代に使われていた風車のデザインを元に「フランス山の風車」が再現されています。

みなとみらい21エリア
みなとみらい21は、横浜の海沿いに広がる近代的な都市開発エリアです。ここには、商業施設やホテル、オフィスビル、高層マンションが立ち並び、エンターテインメントからショッピング、アート、グルメまで、さまざまな楽しみが詰まっています。横浜のシンボルとして知られる、大観覧車「コスモクロック21」や、海を見渡せる遊歩道、クルーズ船が停泊する「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」など、街全体が景観スポットとなっており、日中の景色だけでなく、夜にはロマンチックな夜景も楽しめるのが特徴です。
横浜ランドマークタワー
横浜ランドマークタワーは、このエリアの象徴ともいえる超高層ビルで、日本でも屈指の高さを誇ります。ビル内にはホテルやオフィス、ショッピングモールなどが入っており、観光客にもビジネス客にも利用されています。
横浜ランドマークタワーの最大の見どころは、69階にある展望フロア「スカイガーデン」です。その北東展望フロアからは横浜港越しに遠く羽田空港や東京方面の景色、眼下にはみなとみらいの街並みを一望できます。ここから時計回りに進むと、横浜の現代の地図が投影された空間「空中散歩マップ」へ足を踏み入れることに。この空間では多層的に重なる横浜の歴史と文化を、インタラクティブな体験を通して知ることができます。
そのまま横浜ベイブリッジ越しに東京湾や房総半島を望む南東展望フロアを抜けると、横浜の観光情報が得られるインフォメーションボードが現れ、さらにその先には「スカイカフェ」が。そして富士山と夕日を眺めることができる南西展望フロアへ到着するのです。夜になるとみなとみらいの美しい夜景を楽しむことができ、デートスポットとしても、また高速エレベーターでわずか40秒ほどで展望フロア「スカイガーデン」まで到達できるので、そのスピードも注目ポイントでしょう。

横浜赤レンガ倉庫
横浜赤レンガ倉庫は、港の歴史を感じさせるクラシックな建物で、今では観光名所として親しまれています。元々は明治・大正時代に作られた倉庫であり、現在はショップやレストラン、イベントスペースが入っています。外観は当時の赤レンガ造りが保存されており、そのレトロな雰囲気が非常にフォトジェニックな場所です。
また季節ごとのイベントが開催されることでも有名で、春にはフラワーガーデン、冬にはクリスマスマーケットなど、訪れるたびに違った体験ができます。SNSでは、おしゃれな写真を撮りに来る人々が多く、夕暮れ時には建物が美しい夕日に染まる瞬間が絶好のシャッターチャンスとなるでしょう。
みなとみらい21エリア全体が歩いて楽しめる観光スポットの集まりです。ランドマークタワーから横浜赤レンガ倉庫まで、海沿いを散策しながら、ショッピングモールやカフェに立ち寄ったり、横浜美術館などの文化施設も訪れたりと、1日中過ごすことができます。また、海沿いに設置されたベンチに座り、横浜港の景色を眺めながらゆっくりと過ごすのもおすすめです。

© 2024 YOKOHAMA RED BRICK WAREHOUSE

© 2024 YOKOHAMA RED BRICK WAREHOUSE
日本丸メモリアルパーク
日本丸メモリアルパークは、横浜みなとみらい21エリアに位置する海の公園で、重要文化財の「帆船日本丸」が保存・展示されている場所です。公園内には、船を囲む美しい緑地や、港を眺められる遊歩道があり、横浜港の歴史を感じながらリラックスできるスポットとして人気です。
帆船日本丸
日本丸メモリアルパークの中心的な見どころは、何といっても「帆船日本丸」です。この船は、1930年に建造された練習帆船で、かつては多くの航海士を育て、帆を広げた姿は「太平洋の白鳥」とも呼ばれる美しい船です。現在は公園内に展示されており、一般公開されているため、実際に船内に入って見学できます。船の内部を間近で見ることができ、かつての船員たちの生活や航海の様子を体験できる展示もあるほか、マストや甲板から眺める港の景色は圧巻。特に船好きにはたまらないスポットでしょう。

ランドマークタワーも一緒に写真を撮る
「帆船日本丸」を囲むように整備されたメモリアルパークは、緑豊かな公園となっています。遊歩道や芝生広場が広がっており、散策やピクニックにぴったりです。海風を感じながらゆっくりと歩き、帆船の背景に広がるみなとみらいの高層ビル群を楽しむことができます。
特に、帆船日本丸と横浜ランドマークタワーを同時に背景に収めた写真を撮ることが人気で、多くの観光客がここで撮影を楽しんでいます。公園全体の雰囲気はとても落ち着いており、みなとみらいの喧騒から少し離れてリラックスできる場所です。

横浜港と一体感を感じる
公園からは、横浜港の景色を楽しむことができ、大さん橋に停泊するクルーズ船やボートを見ることができます。また、船好きだけでなく、港の風景を楽しみたい人にとっても絶好のスポット。夕暮れ時には、美しいサンセットが帆船と港を照らし、ロマンチックな光景を演出してくれるでしょう。
日本丸メモリアルパークは、「帆船日本丸」とその歴史を感じながら、みなとみらいの美しい景色を楽しむことができる横浜の人気スポットです。船内見学や散策など、海と港の魅力を存分に感じることができるでしょう。ゆったりとした時間を過ごしながら、横浜港と帆船日本丸のコントラストを楽しんでみてはいかがでしょうか。
なお、帆船日本丸は船体整備のメンテナンス日など休館日があります。事前に公式ホームページでスケジュールを確認するのが安全です。
以上、横浜を訪れる際に外せない観光スポット5選をご紹介しました。
横浜観光タクシーで楽々移動!身体に負担をかけず横浜観光を満喫
気軽に足を運べる場所ばかりなので、横浜を訪れた際にはぜひこれらのスポットを巡ってみてはいかがでしょうか。また、横浜にはそれ以外にも、横浜スタジアムや三溪園など、幾つもの観光スポットがあります。
「どこを観光すればいいのかわからない」と迷ったときは、神奈川県でハイヤー・タクシー事業を展開する平和交通株式会社の、横浜観光コンシェルジュが同行して観光スポットを巡る「横浜観光タクシー(完全同行型)」という個人向けサービスを利用するのも一案です。電車やバスなどの公共交通機関と異なり、待ち時間も発生しません。
さらに公共交通機関では、体の不自由な方やご年配の方は移動が大変なこともあります。観光タクシーでは行きたい場所に、身体に負担をかけずストレスなく行けるというのも便利な点です。
こうしたサービスを利用して、あなただけのオリジナル観光ルートを楽しんでみてはいかがでしょうか。